2019年 年末のご挨拶
2019年もあとわずか。本当に1年があっという間に感じられるようになりました。
本日30日で仕事納めです。
さて、昨晩FBのTLを眺めていると、山城高校前の麺屋MIYAKOさんが12月30日で閉店するというお知らせが目に入りました。
MIYAKOさんといえば、オープン時から気になっていたものの、なかなか訪問できず、初めて訪問した時に塾生2名と遭遇したというお店。
太麺のお店が多い中、細麺派の私にはぴったりの細麺で、チャーシューも美味しく「近くに良い店があった」と思いながら(まあ、いつでも行けるし)と再訪ぜずに今日まで。
前日に閉店を知ったのも何かに導かれての事でしょう。お昼休みに突撃してきました。
うん。この味です。常連でも何でもないので「今日で最後なんて残念です」などと言うわけにもいかず、ただ黙って味わいました。店内はお客さんで一杯で、前回は開いていなかった奥座敷も開放して、そちらも常連さんでしょうか、満員状態でした。
黙々とラーメンを味わいながら、ふと7年前の前職で最後を迎えた日を思い出しました。
転職をお知らせしたのは前期入試の合格発表後、ブログ上でした。3月にはいなくなるのに2月のなかばで発表というタイミングでした。にも関わらず、連日多くの新旧の保護者の方や卒塾生たちが教室まで来てくれました。
当時のブログ(現在は非公開)を読み返してみて、4日連続でその日に来てくれた訪問者(保護者、懐かしの卒塾生)のこと、いただいたお手紙のこと、花束の数などを、涙涙の感謝と来てくれた子のエピソードを延々とブログに書き綴っていました。
(この幼稚なまでのはしゃぎっぷりに、当時とある塾長先生より「サラリーマンとして、旧職場、新職場のどちらに対しても配慮が足りない」とお叱りを受けました。当時の私には全く見えていませんでした。叱ってくれる人がいることは本当に有り難い)
ただ、はしゃぎ過ぎたことは大反省ですが、こうして駆けつけてくれるという行為の嬉しさ、有り難さは本当に何よりも代えがたいものでした。もの凄い数の方が来てくれたのです。
こんなちっぽけな人生でも、それなりの意味があり、人生の盛り上がりがあるんだと思えましたから。
そして自身が受けた嬉しさを今度は同じ立場の人にお返ししたい、お世話になった方の「最後の日」を自分自身も大切にしたいとそう思えるようになりました。
きっと今日お店に来ていた人達は、皆そういう思いだったのだと思います。そんな最後の一杯を、お店にいた多くの見知らぬ方とともにいただきました。ご馳走様でした。
人と人とのつながりの中での世界。塾という仕事はその割合は本当に高い仕事だと思っています。
閉店のときに多くの方が顔をだす。自分自身が行ってきた仕事の評価とは、最後このような形で、周囲の人達によって自然と表れるものだと実感した次第。2020年は、もっともっと自分自身を進化させていきたいと思います。
本年も本当にお世話になりました。そして多くの素晴らしい生徒、保護者、先生方、業者の方と出会えた事、本当に感謝しています。それでは皆様良いお年をお迎え下さい。
追伸
新年は1月3日(金)から14時より自習室を開室します。例年と同じく、受験生を引き連れ北野天満宮に合格祈願に行きます。(卒塾生が巫女のバイトをしているとの事で、いつ来るの?と連絡ありました。3日はよろしくね!)
〈写真は2019年1月3日〉
コメント