2018 思い出の問題

2018 思い出の問題

こんにちは。筆が止まっていた当ブログですが、若い塾長先生方の熱いブログに触発されて、久しぶりに書いてみました。

最近の若い先生方のブログってほんと面白いです。最近のブログは、目次や小見出し、重要ポイントの枠囲みなどはもう必須。そして、場面にぴったり合った漫画の絵を台詞付きで流用しています。

例えば・・・

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または、(これくらい震えて欲しい)場面では、 

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とか。

場面にぴったりで、思わず吹き出してしまいます。

もちろん、それだけではなく、中身が本当に熱い。塾に対する情熱、思いがあふれ出ています。

きっと夜中のテンションMAXの時に書いているのでしょう。その熱量に思わず引き込まれてしまいます。

私があれだけの熱量を現在も維持できているかは甚だ疑問ですし、そもそも夜中は眠くなってしまって書くことができなくて昼間に書いているので、通常テンションですが、以下お付き合い下さい。

(目次は無理でも、小見出しは入れられるようになっています。無理矢理使ってみます笑)

高3生が占拠した日曜日の自習室

例年以上のハイペースですが、夏期講習中から日曜開講をはじめました。

その理由は高校生の増。高校生は中学生よりずっとずっと早くスタートさせる必要があります。

今年は、大学受験を控えた高3が14名在籍していることもあって、その子達のために早めに始動。目論見通り、夏期講習中の日曜日の自習室は、高3生オンリー(1人小6生が参加)という状況となりました。

逆に中3生の姿をみかけないものですから、高3生から「今年の中3大丈夫?」と心配された程です。

「君達だって、8月は来てなかったで」と返すも「うそ?来てたって!」と言うので、記憶を辿ってみると・・・確かに来ていたような気が・・・

「まあ、いよいよとなれば、何とか引っ張り出すよ」と高3生たちを安心?させ、自習監督。高3生の場合は、要望があれば教材をいくつか用意し、それをしてもらうだけですし、塾歴の長い生徒さんばかりですから、その行動を注意することも希ですので、秋以降に使うプリントをせっせと作成する時間が取れました。

これが秋の後半になると、1人で監督するには無理な数の生徒が押し寄せ、その交通整理に加え、その頃になってようやくお尻に火がついた「自習室初心者」の立ち居振る舞いを指導するという「新たな業務」が追加され、それどころではなくなります。

で、年が明け、初心者が初心者でなくなる頃、再び見事な自習空間が完成しTwitterで頻繁に画像をアップしまくる余裕が生まれるという、まあ、これが毎年の流れです。

さて、そんな時間で作成したものの1つがこちら。毎年生徒に解かせていた京都の公立で出題されたかなり古い問題ですが、今回ようやくテキスト化。入試問題の良問を分野別にテキスト化して自身のオリジナルテキストに組み込むことで「○年度の○番を解いておくこと」などと指示する必要がなくなります。

IMG_2568

どちらもフィボナッチ数列の問題で、過去の入試問題からカタラン数やフィボナッチ、モンモールを利用した良問をかき集めました。

実は、この写真の左の[階段の問題]は、私にとって大変思い出深い問題なのです。

公立対策で扱った問題が本番で的中!

T君。もうずいぶん前の生徒になります。よって以前の職場の生徒さんです。

T君のお母様とは、私が面談時間に遅れてしまい再度来ていただくのも忍びなく、こちらからご自宅まで出向いて自宅で面談をさせていただいたという、私にとっては苦い思い出もあります。

笑ってお茶菓子で迎えていただいた事と、その見事な豪邸は今でもしっかりと覚えています。

2月末の中3公立対策の授業日、T君は体調を崩してしまい、授業に行くかどうかを悩んだそうです。ただ、入試までまだ日があったのと、当時の私がよく言っていた「努力は裏切らない」という言葉を思いだし授業に参加したそうです。

恥ずかしながら、私は彼の体調不良に全く気づいていませんでしたが・・・

で、その時に、たまたまフィボナッチ数列の問題を取り扱ったのです。そして、その年の入試に出題されたのが、写真のフィボナッチ数列の「階段の問題」だったというわけです。

彼はものの数分で解くことができ、ガッツポーズで帰ってきて、それはそれは嬉しそうに「あの時、塾に行っていて本当に良かった」とお母様に語ったそうです。

以上の経緯は、入試後にいただいたお母様からのお手紙で知りました。

言うまでもないことですが「こういうラッキーがあるから努力しなさい」と言いたいわけではありません。

それに、現実の社会では「努力は裏切らない」というより「成功する者はすべからず努力している」という方が正しい。

それでも、私は生徒に「努力する」ことを求め続けたいと思っていますし、私自身も努力をし続けます。

例えそれが「報われない努力」であったとしても。(いや、単に昔努力していなかったから、その分、今努力しているだけなんですけどね)

この問題を生徒に紹介する度、T君のこと、お手紙(そして大遅刻のこと)を思い出します。今日は、そんな思い出深い問題を紹介しました。

まだ生徒さんには解かせていませんので、ブログを読んだ生徒さんは、この問題に出会ったときにニヤッとしていただければ幸いです。

では、また。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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