2016年 開講1ヶ月(その1)
忙しさにかまけて、ブログもツイッターも放置状態が続いておりましたが、何があったか、先日のブログのアクセス数が327。
こんな小さなブログにも関わらず多くの方にご訪問頂きながら、「更新してない・・・」と無駄足を踏ませてしまう事は本当に申し訳ない事です。
いや、本音を言えば、「これに懲りてもう 二度と足を運んで頂けないのでは」という思いのほうが、申し訳ないという気持ちに勝ります。
というわけで、久しぶりの更新です。開講から一ヶ月が経ちましたので、各学年の様子を各ご家庭にお届けするという主旨のもと、今回は、新中学3年生をご紹介します。
私にとってこの学年は、こちらの塾では第4期生にあたります。この4期生、3月当初は昨年よりたった15分だけ終わりが遅くなった新時間割に慣れず、昨年までの授業終了時刻が近づくと、ほぼ全員がソワソワと浮き足立っていました。(時計の位置を変えたくらいです)
しかし、開講から一ヶ月が経ち授業時間にも慣れてきたようで、浮き足立つことはなくなりました。子供の順応性の高さは、自身が歳を重ねれば重ねるほどに、羨ましくさえ思います。
そんな最初こそ浮き足立っていた4期生達ですが、一部の生徒に限っていえば、受験生としての始動は過去に例がないほど早いと言えます。
この春休み中も、部活が午後の場合は午前9時から、部活が午前の時は午後1時から塾に顔を出すなど、感心する動きを見せた生徒さんもいます。とある土曜日の自習の様子がこちら。
この子達の中では、すでに土曜日は朝9時から塾が開いている事が前提となっているようですし、日曜開室のおねだりもすでに始まっています。
この時期は、普通テコでも動かない生徒が大半なのですが、こんな生徒達に出会えた事に私は感謝しないといけません。
実は、この世代は、私がこちらの塾での初年度の年、夏休み前に小6生として入塾してきた2名が核となっているのですが、3年前にすでにこの子達の動きは当時の中3生達に予想されていました。
その頃、小6だったこの子達は、中3に混じって、今ほど体裁の整っていない自習室で勉強を頑張り、受験生から一目置かれていた事を覚えています。「この子らが、中3になったら凄い事になるやん」と予言されていた世代。ついに受験生となってしまいました。
それにしても、出会いとは不思議なもので、私がこの子達を担当する事になったのも、大げさに言えば運命のいたずらであり、本当は別の先生が担当するはずだったのです。
これまた大げさに言えば、自身が受け持つ授業を更に増やすという労を背負い込んだ結果、得られたものの方がはるかに多く、あの時の選択如何では、今見えている風景は全く違ったものになっていたかと思いますし、その事にさえ気づかないまま今を過ごしているかと思うと、恐ろしくなります。
運命というか、何かのきっかけというのは、本当に些細な事なんだと思います。そして、何より楽をしようとしている者に幸運など訪れるはずもない、という事です。
まあ、「楽」を選択しなかった結果か、自身が積み上げてきた結果か、ただの巡り合わせか、そんな事知るよしもありませんが、この学年は4月時点での生徒数としては、過去最多となっていますし、苦手科目の克服を狙って、すでに6名もの生徒さんが個別指導を併用するという勤勉さも兼ね備えている学年です。
私からのアドバイスも背中を押したとは思いますが、押してもびくともしないのが普通の中、これだけの生徒さんが通塾日を増やすことを厭わなかったという事だけでも、なにをか言わんやです。
昨年の中3の後ろ姿を見て育った世代。確実に良い面のみを受け継いでいると感じています。これを『伝統』や『文化』と呼ぶのだとすれば、今後も大切に守っていきたい。
さてさて、要望があるようですし、GWも何日か開けてやるかな。これも私の中では昔から変わらない『伝統』です。ニーズがある限り、しっかりとやっていきたいと思います。
このご紹介シリーズもニーズがあれば続けていきます。 とりあえず次回は、中学2年生を予定しています。
コメント