2016 卒塾第1号!

2016 卒塾第1号!

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本日、卒塾生第1号が誕生 しました。見事、第一志望の私学に合格を果たしたRさん。

当塾では、本命の合格を果たせば自動的に卒塾となります。

理由は2つあります。

1つは、合格した生徒には、ここまで張り詰めていた気を一旦ここで緩めて欲しいという思いがある一方で、これから公立に向けてスパートをかける連中には、そういうわけにはいきません。

クールダウンが必要な生徒とラストスパートが必要な生徒では、練習メニューがまるで異なります。同じ教室で真逆の性質をもつ2つの授業を同時に展開出来るほど私は器用ではないというのが理由の1つ。

もう1つの理由は、単純に物理的側面からです。中1、中2が定期テスト前になり、「やばい。何も勉強していない。明日から塾に籠もるし!」という声が、あちこちから出始めています。

「受験の時期に、なんで定期テストがあんねん!」というのが偽らざる本音ですが、そうも言ってられません。

私の身一つで、全生徒の質問にきちんと対応するためにも、また、ただでさえ不足気味の自習室の確保のためにも、対象者を絞り込む必要が出てくるわけです。

つまり「合格した者から順に次の者に席を空けてやって」と言っているわけです。

非常に心苦しいですし、本音では最後まで共に戦った、自習室の利用法を知り尽くしている中3生の面倒を見ていたい。

ですが、もう次の世代が動き出しています。一部の意識的な生徒を除けば、自習室の使い方も中3のようにはいかない。時には叱りつける場面も出てくるはずです。

ニコニコとだけしてられないし、そんな仏頂面を、場面を、合格して楽しいことを待っているだけの生徒には見せたくはない。

こういう2つの理由(そして後者の割合の方が大きい)によって、合格即卒塾にしています。むろん、授業料は減額しています。

ありがたいことに、生徒はきちんと汲んでくれています。それも前者の理由よりも後者の理由であることをしっかりと悟って(子供に方便など通じません)。

本日、お母様とあいさつに来てくれたRさんもその1人。

実は、彼女の頑張りを見て、「卒塾でなく、まだ塾で頑張ってもいい?」と言ってきたら許可しようと思っていました。それだけ彼女の成績の上げっぷりは凄かったですし、取り組みも見事。方便でなく、「公立組の刺激になる」と言っても周囲は納得するでしょう。

しかし、彼女はそうは言い出さなかった・・・。家で復習に使う問題集を1つ私にねだっただけです。

塾に来たときは普段と変わらぬ明るさでしたが、お母様曰く、挨拶に来る30分前まで家で号泣していたそうです。本当は塾に来たいという思いを持っているのですが、最後まで我儘を言いませんでした。

彼女が皆に譲ってくれた、私への質問タイムと座席1つ。大切に使って下さい。

授業後、泣きながらしたためたという手紙を読ませていただきました。一刻も早く読みたくて、スタッフが帰るのを待っていた私。

皆の前でおっさんが手紙を読む姿をさらすのは、ましてや、内容によっては涙ぐんでしまうかもしれないので、危険すぎます。スタッフの皆さん、ちょっとソワソワしていたのは、そういう理由からです。お許しを。

合格体験を書かせるという行為は嫌いですが、こういう思いがけずしたためてくれた物は、真実であるという思いがありますので、新しいパンフに合格体験記として抜粋したいと思います。

実は入試当日にお母様からもお手紙をいただき、体験記に掲載の許可を本日いただきました。

私が塾を運営する上で一番大切にしていることがあるのですが、お母様のお手紙では、しっかりとその部分に言及されていて、思いが伝わったという感覚に心が震えました。

ブログの感想から始まり、入塾のいきさつから、通塾の日々での我が子への思いと塾への思い、そんな中で迎える入試前の日々が、小気味良いタッチで綴られています。

体験記という形で一部抜粋はさせていただきますが、その他の部分は、永久保存版として私の宝物にさせていただきます。道に迷ったときに、ふと読み返したい。

と、ここまで書いて、頂いたチョコレートの箱の帯に別の手紙がはさまっていることに気づきました。取り出すと、表にはバレンタイン通知表と印刷されており、裏に心が温かいときに読んでねとRさんの字が添えられています。

三つ折りのそれをバラバラと開いてみると、「いつも清潔にしている」「他人に気を配る」「人の話を聞く」など様々な項目に対し、3段階で〇がつけられているというまさに通知表をもじった代物。

面白い物があるなぁ、でも、きっと高得点だろうなと目を通してみると・・・おい、めっちゃ低得点やん!!

でも、かなり当たってます(笑)。だから、怒れない・・・・・(泣)。お母様といい、お子様といい、本当に塾を、私をよく見ています。当塾のアドバイザーに就任していただこう。

さあ、明日は、私立入試に関して、塾生の8割の結果が判明する大事な日。本日までは、嬉しい報告しか受けていません。

このまま続け!!!!!!

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