京都府公立高校 倍率(2024)予想(その1)
こんにちは。伸学α北野 塾長の香口です。今回は、11月10日に発表された進路希望状況から、来春(2024年)の京都府公立高校入試の倍率を予想してみました。(昨年、けっこう的中したので調子に乗って公開してみました)
進路希望状況
入試倍率の予想は、先月に教育委員会より発表されました11月進路希望状況(HP)に基づいて行っています。進路希望状況は、11月→12月→2月と年3回発表されます。
予想方法ですが、進路希望調査結果と実際の受験者数の関係から、その比率をもとに数値を算出するという至極単純な方法で行っています。
例えば、山城高校の過去7年間の各調査結果と実際の受験者の推移は以下のグラフとなりますが、その数値変動の傾向から、実際の受験者の数値を予測するわけです。
11月調査の結果を元にしたデーターから、山城高校の中期選抜の倍率は昨年より少し高い1.23倍という予想となりました。
来週には12月調査の結果が公表されると思いますので、その結果を入力することで、さらに精度が上のものに仕上がると思います。(12月調査の結果を入れた予想はこちらをご覧ください)
2024 京都府公立高校 おもな学校の入試倍率予想
同じ方法で、当塾から受験する生徒の多い学校を中心に2024年の倍率予想をまとめた表がこちらです。
隔年現象とはよく言ったもので、昨年少なかった山城、鴨沂、嵯峨野は、11月結果からは志願者増となることが予測されます。開建の2倍越えは、かって1.7倍、1.8倍になった鴨沂を彷彿させますが、他校と違い中期の定員が50%しかないことも考慮しないといけません。
中学校の進路指導で調整が入ると思いますので、さすがに2倍越えはないにしても要注意です。12月調査の結果が気になります。
高倍率が続くと入学者の質も高まります。人気先行だった学校も、すぐに実力相当の学校へと変わります。かっては人気先行と言われた山城も、今では国公立合格100名を超える学校になっています。(2023 京都の高校 大学進学実績 10傑)
普通科だけでなく、専門学科も同様に算出してみました。ただ、専門学科の方は11月調査しか公表されませんので、今回の数値のみで割り出すしかありません。
倍率に左右されてはいけません
面談でも繰り返しお伝えしていますが、そもそも志望校は倍率で決めるものではありません。倍率が高いからという理由だけで志望校を変更する受験生は、元々合格の可能性が低いわけですから、仮にその連中が抜けて倍率が下がったとしても、自身の合格可能性が上がるわけではありません。
ただ、倍率が高いと合格ラインが上がることも事実。私がこういった資料を作成しているのは、本気で勝負する塾生の合格の可能性を探るためであり、無責任に背中を押さないための何らかの根拠が欲しいからでもあります。
「受かる高校ではなく、行きたい高校を受験してほしい」というのが、昔からの変わらぬ思い。「責任を果たす進路指導」というのが、塾是の1つでもあります。
肌感覚ですが、高校入試の世界においては、本気で合格したいと願い、その目標に向かって努力した者はきちんと合格できています。最後までしっかり努力を続けていきましょう!
本日はこのへんで。最後までお読み頂き、ありがとうございました。
次回は、公立普通科前期選抜は受験するべき?についてお話します。
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