2026 京都精華学園
京都精華学園は、昨年、創立120周年を迎えた、歴史と伝統のある高校です。
京都精華が共学化する前、確か「祖母と母の母校が私の母校に」というような広告コピーが使われていたと記憶しています(実際はもう少し語呂のよいものだったと思いますが、思い出せせません)が、長い歴史をもつ学校ならではのコピーだと、当時、とても気に入っていたことを覚えています。
新校長による学校改革
昨年、120周年を機に新校長が就任されましたが、今年度から普通科の改編に着手されました。また授業時間を1コマ50分→45分へと変更、アクティブフライデーの充実を図るなど、かなりやり手の校長先生とお見受けします。
アクティブフライデーとは
主体的に学び、主体的に活動する時間として、金曜日の5・6限に開講する講座で、30以上の講座の中から、自分に必要なものを考え、選択して受講します。
検定対策、歴史観光ツアー、ボードゲーム体験、小論文対策、eスポーツ大会、韓国語講座、お菓子・パン作り、映画鑑賞、ドッグセラピー、心理学入門、桃鉄に学ぶ投資術などなど
普通科の改編
普通科に進学Aコース・進学Bコース・遊学コースと3つのコースがあるのが特徴の1つでしたが、結局どのコースを選べば良いのか、外からは分かりづらかったのですが、今年度から以下のように改編されました。
- 総合進学コース(アドバンス選択・ベーシック選択)
- 探究進学コース(幼児教育・パティシエ・吹奏楽・グローバル・デジタル)

コースが3つあるという点は変わりませんが、医療看護系を進学コースに含めてしまったのは、良い改編だと思います。また、進学Aと遊学を再編して「探究進学コース」としたことで、生徒にとってもコース選択がしやすくなったと思います。
とはいうものの、探究進学コースには上記の5つのコースがあるわけですが、中学生にコースを1つに絞り込ませるのは、なかなか難しいもの。なんと、この探究進学コースでは「思っていたのと違う」と感じた場合にも対応できるよう、2年次に他のコースへ変更することも可能になっています。
また、パティシエコースの生徒たちが作るパン。実際に販売されているそうですが、大変評判で何と15分程で完売するそうです。
充実した学習サポート
自前の合宿施設を八瀬に所有していますので、各学年とも年に何回も進学合宿を行っています。また、アフタースクールや長期休暇中の補講、さらには小論文指導に面接指導と、昨今の大学入試には欠かせない面のサポートも充実しています。
進学実績の方も関関同立+産近甲龍の合格者が、2025年の124人から、2026年は、230人とほぼ倍増しています!
美術科
さて、京都精華のもう1つのコースが美術科です。絵画、立体造形、デザイン・映像、マンガ・イラストの4つの専門領域の中から、最大で3領域まで受講可能だそうです。
定員は30名ですから、各領域12名ずつというぜいたくぶり。また、京都精華大に特待生で進学できる制度があり、22名中18名が特待生になったとのこと。さらに、普通科の指定校も利用でき、英語強化のための選択授業もあります。

美工からも精華大に進学する生徒はいるけど、そんなに特待は取れないので、得だと思う
新校長の取り組み
アクティブフライデーをはじめとして、いわゆるオール3に届かない子たちを、何とかやる気にさせる仕掛けを作っているという新校長。
コーヒーやココアを飲みながら、「ちょっと勉強でもしようか」と思ってくれればそれでいいという、ゆるい自習室も図書館に新設したのも、少しでも学習に向かってくれればという思いから。
また、食堂を改装して、スタバのような飲食しながら学習できる空間をつくるという構想もお持ちだそうです。

昨年、久しぶりに校内見学しました。授業はとても静かな雰囲気で行われていて、挨拶もきちんとしてくれます。スポーツ専攻の子達の体格の良さ(一目でスポーツ専攻と分かります)と俊敏な動きにさすがだなと。

残念ながら、塾生は1人も発見できなかったのですが、後に「元気に楽しく過ごしています。化学はとても楽しいけれど、英語は相変わらずです。それでも大学に向け精一杯頑張っています」と連絡をくれました。
相変わらずの英語には少々苦笑いですが(笑)、元気に学校生活を送り、自分の目標に向かって頑張っている様子が伝わってきて、うれしくなりました。
やはり、塾生たちが元気に、そして楽しく頑張っている姿を見るのが一番ですね。
それにしても、京都には本当にさまざまな私学があります。それぞれの学校が特色を生かし、生徒たちの可能性を広げようと工夫を重ねている。そんな学校があること、そして生徒たちに多様な選択肢が用意できることを、うれしく思います。
伸学アルファ塾長 香口 雄一



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