2018 定期テスト週間(その1)

2018 定期テスト週間(その1)

先週から、定期テスト週間に突入しています。
つい先日までは、高校生が占拠していた自習室も、ようやく中学生が使い始め、久しぶりの満室になり、本日は教室も開放致しました。

自習室のようす①
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自習室の様子②
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例年と比較して、今年は高校生の比率がとても高い。自習にやって来た生徒さん(高校生)も「高校生、めっちゃ増えたくない?」と驚いていましたが、「いや、最も自習室を活用したあなた達の世代が高校生になったのだから当然。あなた達が中1の時は、自習室は中1だらけやったやん」と説明するとご納得の様子。

さて、高校生の比率が高いという事は、自習室にはベテランの生徒がたくさんいるという事です。私が(そろそろ注意しようかな)とある生徒を見ていると、複数の生徒さんが私の方を見ています。そう、皆も気づいている。もう私の代わりが出来るくらい、注意されるポイントを分かっているのです。

分かっていないのは新人さんのみ。こういった点を修正していく事が、自然と皆が同じ方向を向くような自習室にしていく上で欠かせません。伝統は先輩の背中が教えてくれますし、問題点は、ことある毎に注意していきます。

ただ、あまり文章化による縛りは、したくはありません。ケースバイケースがたくさんあるからです。

そこで、私の思いというか、趣旨というか、意図というか、そういった面を是非ご理解いただきたく、久しぶりにブログを更新した次第です。以下、お読みいただければ幸いです。

土日祝日 朝9時から22時まで開室する理由

朝から開ける理由は単純です。朝から自習室に来る生徒が優秀だからです。成績を上げたければ、朝から来いと言いつつ、塾が閉まってては話になりません。だから塾を開けています。というか、歴史的には、昔にそういった生徒から朝から開けて欲しいと切望され、現在に至るという方が正しいです。

ですが、困った点が1つ。テスト前の日曜でも部活や試合があって来ることが出来ない生徒さんが必ずいます。そんな子に朝から来いなんて無茶な話です。でも、そんな生徒も「是非とも行きたい」と本気で願う。そうすると対策はたった1つ。そう、夜も開けるしかありません。

つまり、24時間便利なコンビニ的に開けているのではなく、元々は、そういう生徒のための対処だったわけです。

当たり前ですが、「ちゃんと夜行くからサー。だから、遊びに行って良いやろーお母さん」などと言う生徒のために開けているのではありません。

では「夜だけ来るのはナシ」とすれば良さそうですが、部活以外の用事ではダメなのか、となりますし、真面目な生徒ほどルールを厳守して「行きたいのに行けない」状態になってしまっては本末転倒です。

よって、ルール化せずに、必ず小言を言うようにしています。

なぜ夜だけ利用は良くないのか

完全に経験則ですが、部活とかではないのに、夕方6時以降にやって来る生徒さんのほとんどが、来てから1時間も保ちません。周囲の生徒が失笑するレベルです。そりゃ、朝昼遊んでいたら、夜の勉強なんて面白いはずがない。部活終えて来た生徒の方がはるかに集中しています。

そもそも、周囲の誰もその子に対し朝から塾に行くという簡単な行動すら起こさせられないのに、夜に小一時間だけ居て成績が上がるような魔法を私はかけることは出来ません。

夜って時間短いんですよ。朝9時から12時なら3時間。昼1時から5時までなら4時間。だけど、夜7時から9時までなら2時間しかありません。そもそも「夜行くから良いでしょー」ではないですね。一番短い時間帯を選んでますから。

もちろん、夜も10時までOKなので、6時から10時でしたら4時間は出来ます。だけど、夕方来る連中は、もう100%、ご飯食べるんです。「お腹空いた」って言って。それも30分以上時間をかけてガッツリと。そして、食べたのに9時前、下手したら8時過ぎると帰りたがるんです。「眠くなった」とか言って。

え?何しに来たの?ってなりません?お友達とコンビニでご飯食べたかっただけじゃないの?って言いたくなります。よって、めっちゃ怒られるか、呆れられるパターンになります。

過去に何度も、日祝日の夜の開室を辞めようと思ったことがあります。その度に思いとどまったのは、朝から来て、そしてこんな時間まで頑張る生徒がいるからです。こんな生徒なら、食事に1時間くらいかけても良い。ルール化しにくいですよね。それにしても、もの凄い集中力です。本当に感動します。

もう一つは、秋以降の自習室は、生徒も育ってきて、本当に素晴らしくなるので、夜は辞めようって気が完全になくなります。ご飯パターンも減りますしね。夜の開室を辞めたくなるのは、この時期なだけなもので、結局ずっと続いています。

とまあ、少し脱線しましたが、以上が「夜だけ利用する」ことを私が良しとしない理由です。

なので、夕方以降に、それも友人と連れだってやって来る生徒に、必ず「なんで、こんな時間なの? 」と詰問されます。

そして、続けて「昼何してた?」という質問には、「友達の家で勉強してた 」と返ってきます。お母さん・・・そりゃ中には、お友達と一緒でもしっかり勉強できる生徒もいるのかもしれませんが・・・

友人宅で勉強は・・・

もうお願いですから、全力で止めて下さいっていうレベルです。

残念ながら、塾の凜とした空気の自習室への耐性がまだないうちは、塾に来ても1時間保つかどうかは保証しません。

それでも友達宅で勉強させるよりマシです。それに、朝1時間、昼1時間、夜1時間ということも可能ですが、夜だけなら、集中力が切れたらおしまい。もうそれを意図して狙ってるとしか思えません。

そのうち耐性も身につきますから、塾にて少しずつ訓練させて下さい。でも、友人宅は・・・ほぼ遊びです。きっとゲームしてます。

自習室は朝から行こう!!

色々と愚痴っぽくなってしまいました。この辺でやめておきます。

昨年の受験直前の自習室の記憶がまだ残っているこの時期の自習室は、どうしても厳しい目で見てしまいます。

ただ、この勉強の妨げになると思われる行動を修正していかない限り、成績が上がるはずがないというのが私の考えですので、口酸っぱく言い続けます。

まずは、朝から来ている生徒が成績優秀なのだから、それを模倣する事から始めてみてはいかがでしょうか。本日、一番言いたかったのはこれなんです。

最後に、同じく昨年、私から口酸っぱく注意されていた生徒さん、昨日は皆が帰っても、まだ残ってやっていました。授業中でも心の成長が見られ、成績アップを確信する生徒の1人です。子供たちは、おっさんと違ってちゃんと成長するんです。

長くなったので、この辺で。まだテスト週間は続きますので、その2、その3へと続きます。

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