洛星ノートルダム女学院ってどんな学校?

2026 洛星ノートルダム女学院

洛星中学・高校を運営するヴィアトール学園がノートルダム女学院中高と小学校を傘下に収めるという記事が出たのが昨年(2025年)の10月でした。

「ノートルダム大学は募集停止になったけれど、元々経営母体が違い、独立採算で運営していたので影響はない」と聞いていただけに、驚きました。

そして、4月開催の塾説。少し早めに到着したにもかかわらず、会場はすでに満席でした。塾人の注目度の高さがうかがえます。そして、新校長の挨拶で登壇されたのが何と山口先生でした。元嵯峨野高校校長、そしてその後、山城高校で校長を務められ、当塾主催の公立説明会でご講演いただいた方です。

塾主催 高校進学説明会のようす

女子校大丈夫ですか?という問いかけに「長く吹奏楽部の顧問をしていたから問題ない!」と答えているとのこと。洛星OBでもあり、嵯峨野時代の実績だけでなく、他の経歴も大変立派な方で、学校改革にと白羽の矢が立つのも当然といえます。この4月に就任されたばかりですが、すぐに全職員との面談を行い、まず現状把握に努められたとか。

校長の方針

山口先生によると、大学進学面では、3人に1人が関関同立に進学しており、早稲田1名、上智3名と実績的には申し分ない。ただし、国公立が4名しかいない。しかも、昨年は0名、一昨年は1名だったと。

指定校が充実し過ぎていて、最初から指定校という意識が強いからではないか。実際、指定校利用率をみると、多い年だと70%を超えるそうで「指定校は否定しない。大いに利用してほしい。でも、指定校ありきではなく、自分の行きたい大学にきちんと合格できる真の学力を身につけ、未来の選択肢を増やしてほしい。とくに理系女子の育成に力を入れたい」とのこと。

私も若い頃は、「は?指定校?何言ってんの?」派でしたので、仰ることはとてもよく分かるのですが、指定校利用率が70%を超える、それも3人に1人が関関同立って、これだけ指定校枠が充実しているなら進路の選択肢として十分魅力的と感じ、実はうちの生徒に、指定校ありきでお勧めしていました。実際、過去には総合コースから同志社に進学した生徒もいます。

問題は今後です。今まで、私がダムに合っていると感じた生徒に、これまでと同じくオススメしてよいのか、逆に違う系統の生徒にオススメした方がよいのか、もう少し様子見が必要だと感じています。

新しい2つのコース

新校長の肝いりで、来年、新しいコースが誕生します。真の学力を身につけ、未来の選択肢を増やすコースとして誕生するのが、探究進学コースです。洛星や嵯峨野のノウハウが注入されるコースになるのでしょうか。
そして、旧来の3つのコースは1つに統合され、総合進学コースとなります。こちらは、私のイメージする今までのノートルダムを継承するコースなのでしょうか。

まだ誕生したばかりですから、正直分からないことだらけで、自信をもって「こんな学校です」とは語れません。ただ、経験上ひとつだけ確かに言えることがあります。カリスマ校長1人で、学校は大きく変わります。これだけは事実です。

そして、個人的にはノートルダム大の跡地(北山)に移転なんてことがあれば、また様々なイベント(文化祭、体育祭、学習会、修学旅行)などで洛星との連携が思ったより多いなんて事になれば、その時こそまさに「新生ノートルダム」の誕生となるのではと思っています。

最後に

気になっているのが、卒塾生のAさんの事です。推薦で入学したものの、大学は募集停止になるわ、名前は変わるわで、現在、どのように感じているのか、そりゃ進路指導した者としてはとても気になっています。

Aさんといえば、今から3年前、近隣の塾の塾長が独立、移転することになり、有り難い事に塾生を当塾にご紹介いただき、たくさんの生徒が体験授業に来てくれたのですが、後に当塾の塾生として嵯峨野こすもすに進学することになるB君もその一人でした。そのB君、「お母さんから感想を伝えなさいと言われているので伝えます。こんなにレベルの高い授業を受けたのは初めてです。それとAさんが、難しい問題にどんどん答えてて、とても刺激を受けました」と体験初日に私に伝えたというエピソードを思い出します。

まあ、B君の台詞の前半部分はAさんエピソードにかこつけて自塾の宣伝をしてるでしょ?と言われても仕方ない(その通り)のですが、後半は、入塾後エースの一人となるB君が初見で絶賛した理系女子、それがAさんなのです。

校名が変わろうとも、方針が変わろうとも、Aさんが「この学校を選んで本当に良かった」と言ってくれる——実のところ、私が高校に期待しているのは、それだけなのです。

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